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グリーンフォークの正しい使い方|マナーと種類別直し方を解説

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【グリーンフォーク使い方】グリーンフォークの正しい使い方

ゴルフラウンド中にグリーン上にできたボール跡、いわゆるピッチマークの修復に欠かせないグリーンフォーク

しかし、その正しい使い方や直し方のマナーに自信がない方も多いのではないでしょうか。

そもそもグリーンフォークが何に使う道具で、いつ使うべきなのか、そして使わないとグリーンにどんな影響があるのか、基本的な知識は意外と知られていません。

また、ラウンド中の持ち運びでどこにしまうか、どこにつけるかといった収納方法や、自分に合った選び方にも悩みがちです。

この記事では、一般的な1本刃や2本刃の使い方はもちろん、刺すだけで修復できると話題のスパイダータイプの使い方まで、グリーンフォークに関するあらゆる疑問を徹底解説します。

この記事でわかること
  1. グリーンフォークの基本的な役割とコースでのマナー
  2. 芝生を傷つけずにピッチマークを修復する正しい直し方
  3. 種類別の特徴と自分に合ったグリーンフォークの選び方
  4. ラウンド中に便利なスマートな持ち運び方や収納のコツ
目次

グリーンフォークの使い方の基本とマナー

【グリーンフォーク使い方】グリーンフォークの使い方の基本とマナー
ゴルフインフォメーションブログ:イメージ
  • グリーンフォークは何に使う?いつ使うの?
  • ピッチマークを直さないとどうなる?
  • これが基本!グリーンフォークの使い方
  • 芝を傷めない直し方とコースでのマナー
  • 選び方で変わる!おすすめフォークの種類

グリーンフォークは何に使う?いつ使うの?

【グリーンフォーク使い方】グリーンフォークは何に使う?いつ使うの?

グリーンフォークは、グリーン上にできたボールの落下跡(ピッチマークまたはボールマーク)を修復するために使う専用の道具です。

アイアンショットなどでボールが高く上がり、グリーンに直接着弾した際に、その衝撃で芝生がへこんでしまいます。

このへこみを直すのがグリーンフォークの主な役割です。

では、いつ使うべきなのでしょうか。

主に2つのタイミングがあります。

一つ目は、自分の打ったボールがグリーン上にピッチマークを作った時です。

グリーンに乗ったら、まず自分のボールの周辺を確認し、ピッチマークができていればすぐに修復するのがゴルファーとしての基本的なマナーとなります。

二つ目は、他の人が作ったピッチマークを見つけた時です。

自分の作ったものでなくても、グリーン上に放置されたピッチマークを見つけたら、積極的に修復することが推奨されます。

すべてのプレイヤーがコースを大切に思う心を持つことで、誰もが気持ちよくプレーできる環境が保たれるのです。

ナイスオンの証でもあるピッチマークですが、自分で作った跡は自分で直すのが鉄則です。

プレーの合間にさっと直す姿は、スマートなゴルファーの証でもありますよ。

ピッチマークを直さないとどうなる?

【グリーンフォーク使い方】ピッチマークを直さないとどうなる
ゴルフインフォメーションブログ:イメージ

ピッチマークをもし直さずに放置してしまうと、いくつかの深刻な問題が発生します。

単にグリーンがへこんだままになるというだけではありません。

最大の問題は、へこんだ部分の芝生の根が傷つき、最終的に枯れてしまうことです。

芝生が枯死すると、その部分だけ茶色いハゲのような状態になり、美しいグリーンが台無しになってしまいます。

一度枯れてしまった芝生が元通りに再生するには、非常に長い時間が必要です。

また、放置されたピッチマークは、後続の組でプレーする人のパッティングラインに影響を与えます。

せっかく完璧なパットを打っても、ピッチマークのへこみでボールの転がりが変わってしまっては、公平なプレー環境とは言えません。

修復にかかる時間と、芝生が回復するまでの期間には、以下のような関係があると言われています。

ピッチマーク修復時間と芝生の回復期間の目安

修復までの時間芝生の回復にかかる期間
15分以内約1日
1時間後約1週間
1日後1ヶ月以上

このように、ピッチマークは気づいた時にすぐに直すことが、コースコンディションを良好に保つために非常に重要です。

これが基本!グリーンフォークの使い方

【グリーンフォーク使い方】正しい使い方
ゴルフインフォメーションブログ:イメージ

グリーンフォークの正しい使い方をマスターすることは、芝生を保護する上で欠かせません。

手順は非常にシンプルで、「刺す→寄せる→ならす」の3ステップで覚えましょう。

ステップ1:外側から斜めに「刺す」

まず、ピッチマークのへこみの縁、特にボールの進行方向にできた最も盛り上がっている部分(土手)の外側にグリーンフォークを斜めに刺し込みます。

ポイントは、へこみの真ん中や縁ギリギリではなく、少し外側から刺すことです。

ステップ2:中央に向かって「寄せる」

グリーンフォークを刺したまま、柄を垂直に立てるように起こします。

この動作で、周辺の芝生をへこみの中心に向かって優しく寄せていきます。これをへこみの周囲3~4方向から繰り返し行い、芝生を集めて穴を埋めてください。

【NGな使い方】テコの原理で持ち上げるのは絶対にダメ!

初心者にありがちな間違いが、刺したグリーンフォークの先端をテコの原理で持ち上げて、底から土を盛り上げようとする行為です。これは芝生の根をブチブチと切ってしまう最悪の使い方で、かえって芝生に深刻なダメージを与えてしまいます。絶対にやめましょう。

ステップ3:パターの底で「ならす」

最後に、寄せ集めた部分をパターのソール(底面)で軽くトントンと数回叩き、表面を平らにならして完了です。

スパイク付きのシューズで踏みつけると、かえってグリーンを傷つける可能性があるので、必ずパターの平らな面を使いましょう。

説明がとても簡潔でわかりやすい動画でしたので、参考に視聴してみてください!

芝を傷めない直し方とコースでのマナー

【グリーンフォーク使い方】芝を傷めない直し方とコースでのマナー
ゴルフインフォメーションブログ:イメージ

基本的な使い方に加え、より芝生を傷つけずに修復するためのコツと、ゴルファーとして心得るべきマナーについて解説します。

直し方の重要なポイントは、前述の通り、「芝の根を切らないこと」です。

そのためには、グリーンフォークを深く刺しすぎず、あくまでも表面に近い芝と土を中央に「寄せる」という意識を持つことが大切です。

盛り上がった土手は、もともとへこみの中心にあった芝がずれたものなので、それを元の場所に戻してあげるイメージで行いましょう。

そして、ゴルファーとしてのマナーは、「自分のつけたピッチマークは必ず自分で直す」ことに尽きます。

これはゴルフ規則の第1章でも「コースを保護する」という項目で推奨されている、プレイヤーの責務です。

マナー向上のための「プラスワン・アクション」

上級者やゴルフを深く愛する人たちの間では、「自分のピッチマークを1つ直したら、他のピッチマークももう1つ直す」という習慣が根付いています。
もし時間に余裕があれば、この「プラスワン・アクション」を実践してみてください。コースが美しく保たれるだけでなく、徳を積むことで次のパットが入るかもしれません!?。

ゴルフは自然の中で行うスポーツです。

プレーさせてもらっているコースへの感謝と敬意を忘れず、すべてのプレイヤーが気持ちよく過ごせるように心がけることが、真のゴルファーと言えるでしょう。

選び方で変わる!おすすめフォークの種類

グリーンフォークにはいくつかの種類があり、形状によって使いやすさや特徴が異なります。

自分に合った一本を見つけるために、それぞれのタイプを知っておきましょう。

主に「2本刃タイプ」「1本刃タイプ」「スパイダータイプ」の3つに分けられます。

スクロールできます
種類形状特徴おすすめな人
2本刃タイプフォークのように刃が2本最も一般的で安定感があり、初心者でも扱いやすい。力を均等にかけやすい。初めてグリーンフォークを使う人、確実に修復したい人
1本刃タイプ刃が1本でシンプル芝へのダメージを最小限に抑えられる。スタイリッシュでコンパクト。修復に慣れている上級者、デザイン性を重視する人
スパイダータイプ複数の特殊な形状の足刺してひねるだけで簡単に修復可能。作業がスピーディー。手軽さを求める人、土汚れを気にせず持ち運びたい人

ゴルフショップでは、これらのタイプに加えて、マーカー付きや折りたたみ式など、多機能な製品も多く販売されています。

次のセクションからは、それぞれのタイプのより詳しい使い方を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

種類別グリーンフォークの使い方と収納術

  • 1本刃と2本刃の正しい使い方と違い
  • スパイダータイプの使い方は刺すだけ?
  • グリーンフォークはどこにしまうのが正解?
  • スマートな持ち運びとどこにつけるか
  • 正しいグリーンフォークの使い方を覚えよう

1本刃と2本刃の正しい使い方と違い

最もオーソドックスな1本刃と2本刃のグリーンフォークですが、それぞれの使い方と特徴には違いがあります。

2本刃タイプの使い方と特徴

2本刃タイプは、2本の刃で芝をしっかりと支えられるため、非常に安定した作業ができるのが最大のメリットです。

力を均等に分散させやすく、芝を寄せる際にも狙いが定めやすいため、ゴルフ初心者の方が最初に手にするのに最適なタイプと言えます。

使い方は、まさに前述した「刺す→寄せる→ならす」という基本の手順通りに行えば問題ありません。

1本刃タイプの使い方と特徴

一方、1本刃タイプは、地面に刺す面積が少ないため、芝へのダメージを最小限に抑えられるのが特徴です。

デザインもシンプルでスタイリッシュなものが多く、上級者やプロにも愛用者が少なくありません。

ただし、支点が1つしかないため、2本刃に比べて安定性が低く、芝を的確に寄せるには少し慣れが必要です。

使いこなすには、芝を「押し込む」ような繊細な感覚が求められます。

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どちらのタイプも基本的な「中央に寄せる」という原則は同じです。

まずは安定して使える2本刃タイプから始めて、慣れてきたらデザイン性の高い1本刃タイプに挑戦してみるのも良いでしょう。

スパイダータイプの使い方は刺すだけ?

近年人気が高まっているのが、特殊な形状を持つスパイダータイプのグリーンフォークです。

その特徴は、なんといっても修復の手軽さとスピーディーさにあります。

基本的な1本刃や2本刃タイプが「寄せる」動作を必要とするのに対し、スパイダータイプの使い方は非常にユニークです。

手順は以下の通りです。

  1. ピッチマークのくぼみに、スパイダーフォークをまっすぐ刺し込む。
  2. 刺した状態で、手首を軽く15度ほどひねる。
  3. そのまままっすぐ引き抜く。

この動作を2~3回繰り返すだけで、周囲の芝が内側に集まり、ピッチマークがきれいに修復されます。

何度も刺し直す必要がなく、まさに「刺すだけ」に近い感覚で使えるのが魅力です。

注意点:ひねりすぎは禁物!

非常に便利なスパイダータイプですが、一つだけ注意点があります。

それは、ひねる角度を大きくしすぎないことです。大きくぐりっと回してしまうと、芝の根をねじり切ってしまい、かえってグリーンを傷める原因になります。

あくまで「軽くひねる」という感覚を忘れないようにしてください。

多くのスパイダータイプはキャップ付きで、ポケットに入れても汚れず安全なため、持ち運びやすさを重視する方にもおすすめです。

グリーンフォークはどこにしまうのが正解?

【グリーンフォーク使い方】スマートな持ち運びとどこにつけるか
ゴルフインフォメーションブログ:イメージ

ラウンド中にさっと取り出して使うグリーンフォークは、収納場所も重要です。

どこにしまうのが最も効率的か、いくつかの選択肢があります。

パンツのポケットに入れる

最も手軽で一般的なのが、パンツのポケットに入れておく方法です。

右利きの人の場合、アドレスやスイングの邪魔になりにくい後ろのポケットや左側のポケットに入れるのがおすすめです。

ただし、フォークの先端でポケットの生地を傷めたり、土で汚れたりするリスクがあります。

ボールケースやポーチに収納する

ボールやティー、マーカーなどをまとめて収納できる専用のボールケースやポーチを利用するのも良い方法です。

ベルトループに引っ掛けておけば、必要な小物を一括で管理でき、紛失のリスクも減らせます。

グリーンフォーク専用の収納スペースがあるタイプを選ぶと、他のアイテムを傷つける心配もありません。

収納時の汚れ対策

ポケットに入れる場合は、前述のスパイダータイプのようなキャップ付きのものや、刃先を本体に収納できる折りたたみ式のグリーンフォークを選ぶと、汚れを気にせず快適に持ち運べます。

自分にとって最も取り出しやすく、プレーの邪魔にならない場所が「正解」です。

いくつかの方法を試してみて、自分に合った収納スタイルを見つけてください。

ボールケースもいろいろなデザインがあります。詳しくはこちらの記事で解説しています。

スマートな持ち運びとどこにつけるか

【グリーンフォーク使い方】スマートな持ち運びとどこにつけるか
ゴルフインフォメーションブログ:イメージ

ポケットに物を入れるのが好きではない、もっとスマートに持ち運びたい、という方のために、さらに便利な方法を紹介します。

最もおすすめなのが、カラビナ付きのグリーンフォークを選び、パンツのベルトループに直接つける方法です。

これならスイングの邪魔になることもなく、必要な時にワンタッチで取り外して使用できます。

見た目もおしゃれで、アクセサリー感覚で身につけられる製品も多くあります。

また、グリーンフォークにはマーカーと一体化したタイプも人気です。

このタイプは、多くがクリップ式になっており、帽子のつばやベルトに直接挟んでおくことができます。

グリーン上でマーカーとフォークの両方をスムーズに使えるため、非常に効率的です。

どこにつけるか迷ったら、まずはベルトループを試してみてください。

体の動きに干渉しにくく、見た目もすっきりします。

自分だけのこだわりのグリーンフォークを、ファッションの一部として楽しむのもゴルフの醍醐味の一つですね。

このように、グリーンフォークの持ち運び方には様々な工夫ができます。

プレーのリズムを崩さず、スマートな所作でコースメンテナンスに貢献しましょう。

【まとめ】正しいグリーンフォークの使い方を覚えよう

この記事では、グリーンフォークの基本的な役割から、種類別の正しい使い方、マナー、選び方、そしてスマートな収納方法までを詳しく解説してきました。

最後に、本記事の重要なポイントをリストで振り返りましょう。

  • グリーンフォークはグリーン上のボール跡(ピッチマーク)を修復する道具
  • ピッチマークを放置すると芝が枯れ、他のプレイヤーの迷惑になる
  • 修復が早いほどグリーンの回復も早くなる
  • 基本的な使い方は「刺す・寄せる・ならす」の3ステップ
  • NGな使い方は芝の根を切る「テコの原理で持ち上げる」こと
  • 自分のマーク以外も直すのが上級者のマナー
  • 初心者には安定して使える2本刃タイプがおすすめ
  • 上級者やデザイン重視なら1本刃タイプも選択肢に
  • スパイダータイプは「刺して軽くひねる」だけで簡単だが、ひねりすぎに注意
  • 収納はポケットが一般的だが、汚れが気になるならキャップ付きや折りたたみ式を
  • 持ち運びはベルトループにカラビナでつけるのがスマート
  • ボールケースやポーチで小物を一括管理するのも便利
  • マーカー付きのクリップタイプは帽子やベルトにつけられる
  • 自分に合ったフォークを選び、正しい使い方を習慣化することが大切
  • コースを保護する意識を持つことが全てのゴルファーの責務

正しいグリーンフォークの使い方をマスターし、コースへの感謝を忘れずに、これからもゴルフを楽しんでください。

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