
グリーン上で個性を発揮するゴルフマーカーですが、「市販品では物足りない」「自分だけの特別なマーカーが欲しい」と感じたことはありませんか。
実は、ゴルフマーカーの自作は100均のアイテムだけで手軽に挑戦できます。
この記事では、手作りの魅力である、安いコストでの製作や他人との差別化のポイントから、自作に必要な100均の材料選び、さらには初心者でも安心な自作キットの活用法まで、幅広く解説します。
また、人気のレジンを使った作り方をはじめ、オリジナル性を高めるデコレーションのアイデア、便利なマグネットタイプやグリップに刺すタイプの情報も網羅しました。
将来的には3Dプリンターのような技術で可能性が広がる一方、ルール違反を回避するための注意点も存在します。
大切な人へのプレゼントとしても最適な、あなただけのゴルフマーカー作りを始めてみませんか。
- 100均で揃う自作マーカーの材料
- レジンを使ったおしゃれなマーカーの作り方
- オリジナル性を高めるデコレーションの工夫
- 知っておくべきルールや注意点
ゴルフマーカーの自作を100均で始める魅力

- 手作りの魅力と差別化のポイント
- 安い費用で始められるのがメリット
- 自作で揃えたい100均の材料
- 初心者向け自作キットの活用術
- 世界に一つのマーカーをプレゼント
手作りの魅力と差別化のポイント

手作りゴルフマーカーの最大の魅力は、なんといっても世界に一つだけのオリジナルデザインを実現できる点です。
市販のマーカーも種類は豊富ですが、デザインや色、形には限りがあります。
しかし、自作であれば自分の好きな色や模様、イニシャルを入れるなど、個性を最大限に反映させることが可能です。
例えば、季節に合わせたハロウィンやクリスマスのモチーフを取り入れたり、応援しているチームカラーで統一したりと、アイデア次第でデザインは無限に広がります。
このような自分だけのマーカーはグリーン上で際立ち、他のプレイヤーとの明確な差別化が図れるでしょう。
また、自分でデザインを考え、形にしていく創作過程そのものを楽しめるのも大きな魅力の一つです。
家族や友人と一緒に作る時間も、素晴らしいコミュニケーションの機会になります。
完成したマーカーを実際にコースで使うときの特別感は、既製品では決して味わえない喜びとなるはずです。
自作も楽しいですが、急にマーカーが必要になった際の『代用品』のルールやアイデアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
安い費用で始められるのがメリット

自作ゴルフマーカーのもう一つの大きなメリットは、非常に安い費用で始められることです。
専門的な道具や高価な材料は必要なく、ほとんどのアイテムを100円ショップで揃えることができます。
具体的には、UVレジン液やカラーレジン、シリコン型、デコレーション用のシールやラメ、土台となるマグネットなど、基本的な材料はすべて100円ショップで購入可能です。
UVランプも、最近では500円程度で手に入るようになりました。
これらをすべて揃えても、合計費用は1,500円程度に収まることが多く、マーカー一つあたりに換算すれば数百円という低コストで高品質なものが作れます。
コストをさらに抑える工夫
自宅にある使わなくなったアクセサリーのパーツや、キーホルダーの飾りなどを再利用すれば、材料費をさらに節約できます。
創造力を働かせれば、ほとんどコストをかけずにユニークなマーカーを作ることも夢ではありません。
市販のブランドマーカーが1,000円から3,000円程度することを考えると、自作のコストパフォーマンスの高さは明らかです。
気軽に始められて、失敗を恐れずに色々なデザインに挑戦できるのは、初心者にとって非常に嬉しいポイントと言えるでしょう。
自作で揃えたい100均の材料

ゴルフマーカーの自作を始めるにあたり、まずは基本となる材料を揃えましょう。
ここでは、ダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップで手軽に入手できる主な材料を一覧でご紹介します。
材料名 | 特徴・用途 |
---|---|
UVレジン液(ハードタイプ) | マーカー本体を作るための主材料。透明感があり、硬化すると固くなります。 |
カラーレジン液 | 色付けされたレジン液。混ぜてオリジナルの色を作ることもできます。 |
シリコン型・フレーム | レジンを流し込むための型。星型や円型など様々な形があります。 |
ネイルシール・転写シール | デザインのアクセントに。花柄やキャラクター、イニシャルなど種類が豊富です。 |
ラメ・ホログラム | キラキラとした輝きを加えるための装飾パーツです。 |
磁石(マグネット) | マーカーをクリップ台座につけるために使用。薄型で強力なものがおすすめです。 |
UVランプ | レジンを硬化させるためのライト。550円(税込)などの価格帯で販売されています。 |
また、下記の表にあるようにUVレジン液、着色剤だけでも多くの種類があります。
その他使用できる材料の種類も豊富でマーカー専用の材料でなくても工夫次第で利用できるものは多くあります。
店舗 | 製品名称 | タイプ | 主な特徴 |
ダイソー | UVレジン (カシオペアの煌き) | カラー/ラメ | 全23色の豊富なカラー展開、黄変しにくい |
UV-LEDクラフトレジン液 (魔法のレジン) | クリアハード | 大容量でコストパフォーマンスが高い | |
レジン着色剤 | 着色剤 | レジン液と混ぜてオリジナルカラーを作成 | |
セリア | 速乾UVレジン ハードタイプ | カラー/パステル | トレンドを反映したユニークな色揃え(ミルキー等) |
ぷっくり立体デコレジン | 立体描画用 | 型なしで立体的なデコレーションが可能 | |
キャンドゥ | リッチカラー LED・UV用レジン液 | カラー | 発色が良く、濃く不透明な仕上がり |
リッチカラー LED・UV用レジン液 | クリアハード | 100円ショップで最高クラスのコストパフォーマンス |
あると便利な道具
上記の材料の他に、レジン液を混ぜるためのパレット(シリコンカップなど)、細かい作業に使うつまようじやピンセット、作業スペースを保護するシリコンマットがあると、よりスムーズに作業を進めることができます。
これらもすべて100円ショップで揃います。
初心者向け自作キットの活用術

「一から材料を揃えるのは少し大変そう」「不器用だから作れるか心配」という方には、自作キットの活用が非常におすすめです。
自作キットは、ゴルフマーカー作りに必要な基本的な材料や道具がセットになっているため、何を買えば良いか迷うことなく、すぐに制作を始められるのが最大の利点です。
多くの場合、マーカーの台座、デコレーション用のパーツ、接着剤、そして分かりやすい説明書が含まれています。
特に人気なのが、好きな写真やイラストをマーカーにできるタイプのキットです。
付属のパンチで好きな写真(愛犬やお子さん、好きなキャラクターなど)を丸く切り抜き、それをパーツに貼り付けてはめ込むだけで、約5分もあれば完成します。
これなら、手先に自信がない方でも確実にオリジナルのマーカーを作れますね。

キット使用時の注意点
キットに含まれる材料の品質にはばらつきがある場合があります。
また、写真を使ったマーカーは、紫外線によって日焼け(黄変)してしまう可能性があるため、定期的な交換が必要になることも覚えておきましょう。
世界に一つのマーカーをプレゼント

心を込めて作ったオリジナルマーカーは、ゴルフ仲間へのプレゼントとしても大変喜ばれます。
相手の好きな色やデザインを取り入れたり、イニシャルを入れたりすることで、市販の品物にはない特別な価値が生まれます。
誕生日プレゼントやコンペの景品、ベストスコア更新のお祝いなど、様々なシーンで活躍するでしょう。
例えば、ゴルフチームのメンバーでお揃いのデザインのマーカーを作れば、一体感が高まり、ラウンドがさらに楽しくなるかもしれません。
受け取った側も、作り手の温かい気持ちを感じ取ることができ、思い出深いギフトになります。
このように、自作マーカーは単なるゴルフ用品に留まらず、人と人との繋がりを深めるコミュニケーションツールとしての側面も持っています。
低コストで心のこもった贈り物を探している方には、まさに最適な選択肢と言えます。

ゴルフマーカーの自作を100均グッズで実践

- レジンを使ったきれいな作り方
- オリジナル性を出すデコレーション
- 便利なマグネット式と刺すタイプ
- 3Dプリンターで広がる可能性
- ルール違反にならないための注意点
レジンを使ったきれいな作り方

レジンを使えば、まるでガラス細工のように透明感のある美しいゴルフマーカーを自作できます。
ここでは、基本的な作り方の手順を分かりやすく解説します。
1. 準備と下地作り
まず、シリコンマットなどの上で作業を始めます。
マーカーの台座(ミール皿)に、カラーレジン液を薄く流し込み、つまようじで均一に広げます。
これは下地の色となり、完成時の印象を左右します。
この工程は、気泡が入らないように丁寧に行うのがポイントです。
気泡ができた場合は、つまようじの先で潰しましょう。
その後、UVランプを約45秒照射して硬化させます。
2. シールやパーツで装飾
次に、硬化させた下地の上に透明のレジン液を少量流し込みます。
そして、ネイルシールやラメ、ホログラムなど、お好みの装飾パーツをピンセットで配置していきます。
パーツを置いたら、再度UVランプで45秒ほど照射して仮硬化させ、パーツを固定します。
立体感を出すコツ
この「レジンを流す→パーツを置く→硬化させる」という工程を2~3回繰り返すことで、デザインに奥行きが生まれ、より立体的で美しい仕上がりになります。
3. 仕上げのコーティングと最終硬化
最後に、仕上げとして透明のレジン液を型の縁までなみなみと注ぎ、表面をぷっくりとさせます。
このとき、液が溢れないように注意してください。
そして、UVランプで60秒~90秒ほど、長めに照射して完全に硬化させます。
もし表面にベタつきが残るようであれば、さらに追加で照射しましょう。
4. 完成
しっかりと硬化して冷めたら、型から外して完成です。
裏面に接着剤で磁石を取り付ければ、クリップ式のマーカーとして使用できます。
100均ではないですが、我が家では娘がYouTubeサーチの結果「まさるの涙」のレジン液で落ち着いているようです。

オリジナル性を出すデコレーション

レジン以外にも、100円ショップのアイテムを使えば、驚くほど簡単にオリジナリティあふれるマーカーが作れます。
ここでは、いくつか具体的なデコレーションのアイデアをご紹介します。
マスコットやフィギュアの活用
最も手軽でインパクトのある方法の一つが、小さなマスコットやフィギュアをマーカーの台座に接着する方法です。
お子さんが持っていたキャラクターの根付ストラップの金具を外し、強力な接着剤で貼り付けるだけで、立体的な3Dマーカーの完成です。
グリーン上で目立つこと間違いありません。
アイロンワッペンの利用
100円ショップには、様々なデザインのアイロンワッペンがあります。
このワッペンの裏に、シール付きのマグネットシートを貼り付け、ワッペンの形に沿ってカットするだけで、布製の可愛いマーカーが作れます。
布製のため、雨の日のラウンドには向きませんが、晴れた日のゴルフを楽しく彩ってくれるでしょう。
クリスタルビーズでデコレーション
手先の器用さに自信がある方には、クリスタル系のビーズを使ったデコレーションがおすすめです。
マーカーの台座に下書きをし、その線に沿ってビーズを一つずつ貼り付けてイニシャルや模様を描きます。
時間と手間はかかりますが、完成したときの輝きと高級感は格別です。
便利なマグネット式と刺すタイプ

自作マーカーをどのように携帯するかによって、土台のタイプを選ぶ必要があります。
主流なのは「マグネット式」と「刺すタイプ」です。
マグネット式(クリップタイプ)
最も一般的で便利なのがマグネット式です。
作成したマーカーの裏に強力な磁石を接着し、それを金属製のクリップ台座にくっつけて使います。
このクリップを帽子のつばやベルトに付けておくことで、使いたいときにサッと取り外せ、紛失の心配も少なくなります。
自作する際は、ラウンド中に落下しないよう、できるだけ強力なネオジム磁石などを使うのがおすすめです。
刺すタイプ(グリップエンドタイプ)
こちらは、パターのグリップエンドにある穴に差し込んで使うタイプです。
使用している人が少ないため、非常にユニークで個性的な印象を与えられます。
ただし、対応する土台パーツを見つけるのが少し難しいかもしれません。
ゴルフ場で無料配布されているプラスチックマーカーを土台に作成するのも一つの方法です。
このタイプは、ポケットから出し入れする必要がないため、プレーの流れを妨げないというメリットがあります。
どちらのタイプを作るにしても、デコレーションするマーカー本体の作り方は同じです。
ご自身のプレースタイルやファッションに合わせて、使いやすいタイプを選んでみてくださいね。
3Dプリンターで広がる可能性

ここまでは100円ショップの材料を中心にご紹介してきましたが、もの作りの可能性をさらに広げる選択肢として、3Dプリンターの活用が挙げられます。
3Dプリンターを使えば、市販の型やフレームでは実現不可能な、完全にオリジナルの形状のマーカーをゼロから作り出すことができます。
例えば、自分のクラブメーカーのロゴを模したデザインや、複雑な幾何学模様、ペットの姿をかたどった立体的なマーカーなど、まさに想像力の限りを尽くしたデザインが可能になります。
もちろん、3Dプリンター本体や専用の材料が必要になるため、100均での自作に比べるとハードルは格段に上がります。
しかし、「誰とも被らない、究極のオリジナルマーカーを作りたい」という探求心のある方にとっては、非常に魅力的な挑戦となるでしょう。
これは、DIYゴルフグッズ製作の未来の形の一つかもしれません。

ルール違反にならないための注意点

自由にデザインを楽しめる自作マーカーですが、ゴルフのプレーで使用する以上、守るべきルールとマナーが存在します。
安心して使うために、以下の点に注意しましょう。
マーカーの大きさと形状
ゴルフルールには、マーカーの大きさや形を厳密に規定した規則はありません。
しかし、常識の範囲内という暗黙の了解があります。
あまりに大きすぎるマーカーは、同伴競技者のパッティングラインの邪魔になったり、視界に入って集中を妨げたりする可能性があります。
大きさの目安
一般的には、500円玉程度までの大きさが一つの目安とされています。
特にコンペや接待ゴルフなど、フォーマルな場では、小さめで厚みのないシンプルなマーカーを用意しておくと無難です。
使用できるものの定義
ルール上、マーカーとして使用できるのは「人工物」と定められています。
コインや自作のマーカーは問題ありませんが、その場にある小石や葉っぱ、草などをマーカーとして使うことはルール違反となり、ペナルティの対象となるため注意が必要です。
破損や紛失への備え
自作マーカーは、接着が不十分だったり、素材が脆かったりすると、ラウンド中に破損したり紛失したりする可能性があります。
特に磁石の強度が弱いと落下しやすいため、完成後には強度をしっかり確認しておくことが大切です。
これらの点に配慮し、自分だけでなく同伴者も気持ちよくプレーできるようなマーカーを心がけましょう。

ゴルフマーカーの自作は100均で楽しもう
最後に、この記事の要点をリストでまとめます。
- ゴルフマーカーの自作は100円ショップの材料で始められる
- 手作りの最大の魅力は世界に一つのデザインが作れること
- 市販品との差別化ができグリーン上で個性を発揮できる
- 数百円程度の安い費用で高品質なマーカーが製作可能
- UVレジン液やシリコン型はダイソーやセリアで揃う
- レジンを使えばプロ並みの美しい仕上がりになる
- 初心者には必要な材料が揃った自作キットがおすすめ
- 完成品はゴルフ仲間へのプレゼントとしても喜ばれる
- フィギュアやビーズを使った立体的なデコも人気
- 主流は帽子に付ける便利なマグネット式タイプ
- グリップエンドに刺すタイプは個性を出したい人向け
- マーカーのサイズは500円玉程度がマナーとしての目安
- 小石や葉っぱをマーカーに使うのはルール違反
- 自作マーカーは破損しないよう強度を確認することが大切
- 創作過程も楽しみながら自分だけのマーカー作りを楽しもう